會津身しらず柿

会津身しらず柿

 會津には身知らず柿という渋柿がある。35度の焼酎を振りかけて約2週間。あまーい柿が誕生する。
 毎年、友人が干し柿用に枝や葉の陰で赤く色付かない取り残しを大量に送ってくれるのだが、軸をT型に切らなければ紐に結わえる事が出来ず、その収穫もまた大変なのである。友は有り難いものである。
 一人縁側で皮を剥いていると「ここでの干し柿はかびてしまうから無理だよ」と、近所のおばあちゃんのご助言。だけど立派な干し柿が出来るんですよねぇ。 よくよく考えたら會津から届くのはこの辺りの柿の収穫がとうに終わった11月。日中は暖かくて夜は結構冷え込む、干し柿には絶好の環境になるってワケ。
 會津では木のてっぺんと、一番下の実は採らないんですよね。これは布施柿と言い、上の柿は鳥のため、下の実は旅人の為なんです。