會津五桜
會津にも珍しい桜がかなりありますが、特に著名な五桜を紹介します。
名 前 所在地 見 頃 品 種 銘 酒
1. 石部桜 會津若松市 4月中旬 エドヒガン 雪がすみ
* 8本の株立ちで、飯盛山から徒歩10分2 大鹿桜 猪苗代町 5月中旬 サトザクラ(小菊桜) 七重郎
* 磐椅神社(いわはし神社)いわはしとは磐梯山の古名3 杉の糸桜 會津坂下町 4月中旬 シダレサクラ 天明・飛露喜
* 杉地区の薬王寺境内にあり近くには春日八郎記念館もある4 薄墨桜 會津美里町 4月下旬 アイヅウスズミ 万代芳
* 會津総鎮守・伊佐須美神社境内にあり、一本の木に八重咲きと一重
の花が混在して咲き、散り際には花の中心が紅色になる。
4月29日には、餅に花びらをつきこんで振舞われる花祝祭が行われ、
神様に体内に入って頂くという神事である。
お気づきと思うが、品種名がアイヅウスズミ。学名がついた、ここに一
本しかない貴重な神木なのである。5 虎の尾桜 會津美里町 4月下旬 サトザクラの変種 末廣
* 會津唯一、三重の塔のある古刹、法用寺境内にあるが、この花もまた
珍奇な形態をしている。
いかなる花の場合もオシベの先端には花粉があって、メシベの先端に
着いて実を結のだが、この木の場合は雄心の先端の花粉が花弁に変
化している。
植物学上は丁子咲きといい、そんなに珍しいものではないが、桜には
出現しない現象らしい。
*** どうしたわけか、茂三郎には虎の尾桜が有るんです。
ヒコ生えを分けていただいたので、大事に大事に育てています。珍しい花を眺めながら一献、そうそう蕎麦も忘れず食べながらの花見もまた一興。