會津の切漬
暑さの埼玉も流石に朝晩はかなり冷え込むようになった。そろそろかなーと切漬を造ることにした。
別名ナタ漬けとも言い、大根をナタで大きめのささがきに切ったり、イソギンチャクのように切る。当然のことナタは厚みがあり、大根にはかなりの無理がかかるわけで、細かい割れ目が多数生じる。
あとは塩と麹、干し柿で残った皮を干した奴と南蛮を少しぶち込んでおけば、半日程でうかりが上がる。うかりとは會津弁で大根から出た汁が透明になる様で、あとはバリバリ喰うだけ。
いたってシンプルなのだが味は請け合い。會津では、はるか昔から麹を多用してきた文化なのであり、この汁を蕎麦にぶっかけて食したのが會津の高遠そばの由来だという古老も居る。
食べたい方は是非お出で下さい。